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なぞなぞの作り方 6つの型と、親子で作ってみるコツ

なぞなぞの作り方 6つの型と、親子で作ってみるコツ

更新:2026-10-10

なぞなぞは、解くのも楽しいですが、自分で作るともっと楽しくなります。「どうやって作ればいいの?」と思うかもしれませんが、なぞなぞには決まった「しかけ」があり、しかけの形さえ知っていれば、小学生でも、親子でも、すぐに作れるようになります。

このコラムでは、なぞなぞ図鑑の問題を作るときに使っている6つの型を、作り方の手順と実際の問題といっしょに紹介します。問題の文をおすと、その問題がのっている一覧のページに進みます。答えを見る前に、まずは考えてみてください。

なぞなぞとクイズのちがい

最初に、なぞなぞとクイズのちがいを知っておきましょう。クイズは「日本でいちばん高い山は?」のように、知っているかどうかを聞く問題です。知っていれば答えられ、知らなければ答えられません。

なぞなぞは、知識ではなく「ことばのしかけ」に気づけるかどうかを聞く問題です。答えを聞いたときに「なんだ、そういうことか!」と笑えるのが、なぞなぞのいちばんの楽しさです。作るときも、「これは知識を聞いていないかな?」と考えると、なぞなぞらしい問題になります。

型1 ダジャレ・音のかけ

いちばん作りやすいのがダジャレの型です。同じ音で、意味がちがうことばを使います。なぞなぞ図鑑でもいちばん多い型です。

作り方の手順

  1. 答えにしたいことばを決めます(例:ハチマキ)。
  2. 答えの頭の部分で、べつの意味になることばを探します(「ハチ」は虫のハチ)。
  3. 「○○は○○でも、□□な○○は なあに?」の形にあてはめます。

こうしてできたのが、「ハチは ハチでも、あたまに まく ハチは なあに?」(答え:ハチマキ)です。同じ形で、「クリは クリでも、ケーキに ぬる しろい クリは?」(答え:クリーム)や、「ペンは ペンでも、かべを ぬる ペンは?」(答え:ペンキ)も作れます。

口ぐせを使うダジャレ

もう一歩すすむと、「いつも○○と言っている」の形もあります。「いつも かぜを ひいて『こんこん』と せきを している どうぶつは?」(答え:きつね)は、きつねの鳴き声と、せきの音を重ねています。動物の鳴き声や、食べものの名前と口ぐせを重ねると、笑える問題になります。大人向けには「『いいね!』と言われるのが大好きな、田んぼで育つ植物は?」(答え:稲)のような問題も作れます。

型2 かくれことば

ことばの中に、べつのことばがかくれている型です。声に出して読むと気づけるので、小さな子にも向いています。

作り方の手順

  1. 動物・食べもの・数など、かくしたいことばを決めます(例:ぞう)。
  2. そのことばが入っている、ほかのことばを探します(ぞうきん、れいぞうこ)。
  3. 「『○○』の なかに かくれている □□は なあに?」の形にします。□□には「どうぶつ」「たべもの」など、答えの仲間を入れます。

できあがりは「『ぞうきん』の なかに かくれている、おおきな どうぶつは なあに?」(答え:ぞう)。「はくさい」の中には「さい」、「さけび」の中には魚の「さけ」がかくれています。

上級者むけには、都道府県の名前を使う方法があります。「あいち」の中には数の「いち」、「ほっかいどう」の中には貝の「かい」。地図を見ながら探すと、思った以上にたくさん見つかります。

気をつけること

かくれていることばは、ひらがなで書いたときに、本当にそのまま入っているかを確かめましょう。「てぶくろ」の中の「ぶくろ」は「ふくろ」とは少しちがうので、なぞなぞとしては弱くなります。なぞなぞ図鑑では、かくれことばの問題は機械でも一問ずつ確かめています。

型3 読みかえ(てんてん・一文字の足し引き)

一文字に「てんてん」をつけたり、一文字を足したり取ったりすると、べつのことばに変身する型です。ひらがなを覚えたばかりの1年生にぴったりです。

作り方の手順

  1. てんてんをつけられる文字(か・さ・た・は行)が入った、短いことばを探します(例:さる)。
  2. てんてんをつけて、ことばになるか試します(ざる)。
  3. 「『○○』に てんてんを つけると、□□に なるよ。なあに?」と、答えのヒントを入れて文にします。

例は「『さる』の『さ』に てんてんを つけると、おそばを のせる どうぐに なるよ」(答え:ざる)や、「こま」に てんてんで「ごま」。てんてんを取る形なら「ぎん」から てんてんを とると「きん」です。

一文字を足す形では「かば」に「ん」を つけると「かばん」、取る形では「ゆかた」から「ゆ」を取ると「かた」。50音表を見ながら一文字ずつ試すと、遊びながら文字の練習になります。

型4 逆さことば・回文

ことばをうしろから読むと、べつのことばになる型です。2文字のことばで探すと、たくさん見つかります。

作り方の手順

  1. 2〜3文字のことばを、うしろから読んでみます(たき → きた)。
  2. ちゃんとしたことばになったものだけを残します。
  3. 「『○○』を うしろから よむと、□□に なるよ」と、答えの意味をヒントにします。

例は「みずが おちる『たき』を うしろから よむと、ほうがくに なるよ」(答え:きた)、「きく」を うしろから読むと「くき」、「たいや」を うしろから読むと「やいた」。

上から読んでも下から読んでも同じになることばは「回文(かいぶん)」といいます。「きつつき」は、どちらから読んでも「きつつき」。長い回文を作るのはむずかしいので、まずは短いことばで探してみましょう。

型5 見立て

ものを、べつのものにたとえる型です。「あたま」「かお」「うで」など、体の名前を使うと作りやすくなります。

作り方の手順

  1. 答えにするもの(例:ハンガー)の形や使い方をよく見ます。
  2. 人や動物にたとえると、どう見えるかを考えます(うでを広げて、服を持って待っている)。
  3. たとえだけで文を作ります。名前やそのままの説明は入れません。

できあがりは「うでを ひろげて、ふくを かけて ずっと まっている ものは?」(答え:ハンガー)。「ほそながい からだで、あたまが くろくて とがっている。けずると みじかく なる ものは?」はえんぴつ、「あおい ふくを きて、あたまに しろい ぼうしを かぶっている、にほんで いちばん たかい ひとは?」は富士山です。

見立ては、ことばの「たとえ」を使う大人のなぞなぞにもつながります。「耳はあるのに何も聞こえない。食パンのまわりを囲んでいるものは?」(答え:パンの耳)は、ふだん何気なく使っている呼び方をたとえとして使っています。

型6 とんち・ひっかけ

思いこみをひっくり返す型です。いちばんむずかしい型ですが、うまくできると盛り上がります。

作り方の手順

  1. みんながつい思いこむことを探します(「ぬかしたら1位」「数の問題は計算する」)。
  2. 文をよく読むと、思いこみとはちがう答えになるようにします。
  3. 答えのあとに、なぜそうなるかを一文で説明できるか確かめます。

有名な形は「かけっこで、2いの ひとを ぬかしたら、あなたは なんい?」(答え:2い)。「りんごが 5こ。あなたが 2こ とったら、あなたが もっている りんごは なんこ?」は、計算したくなる気持ちを使ったひっかけです。「ほれば ほるほど、どんどん 大きく なる ものは?」(答え:あな)のように、ふつうとは逆のことが起きるものを探すのも、とんちの作り方の一つです。

親子でなぞなぞを作るときのコツ

よくある失敗と直し方

答えが2つ以上になる:「あしが 4本で、せなかが ある もの」は、いすでもソファでも正解になります。答えが一つにしぼれるまで、ヒントを足しましょう。

知識のクイズになってしまう:「○○県の名物は?」のように、知らないと答えられない問題は、なぞなぞではなくクイズです。しかけを一つ入れられないか考えてみてください。

しかけが弱い:かくれことばで、答えのことばがそのまま問題文に出ていると、なぞなぞになりません。「くまの ぬいぐるみの 中の くまは?」のような問題は、しかけがないので作り直しましょう。

むずかしすぎる:出す相手の年齢に合っているか考えましょう。小さな子には、知っていることばだけで作るのがコツです。

作ったら、遊んでみよう

なぞなぞの作り方がわかると、ほかの人のなぞなぞを解くのも、もっと楽しくなります。「この問題はどの型かな?」と考えながら解いてみてください。

やさしい問題から始めるなら簡単ななぞなぞ、笑える問題なら面白いなぞなぞ、学年ごとに選ぶなら小学生のなぞなぞがおすすめです。おもしろい問題ができたら、お問い合わせから送ってくださいね。

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